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インドネパール仕入旅

ネパール2001年1月

ネパールからチェンマイへ

ヒマラヤの深い雪山の奥地に
いきなり現れる花咲き乱れ鳥歌う桃源郷。
それが聖シャンバラ王国です。
仕入れの旅とは世を忍ぶ仮の姿、
そのまた奥の深い洞窟にこもること3日間。
常人では10年かかるという
クンダリーニヨガの奥義をわずか3日で極めた私は
偉大なヨギ(ヨガ行者)ミラレパ師に賜わった
秘宝ルチル水晶・アンモナイトその他を
あわやネパールの意地悪な税関に没収されかけつつも
「これべりーチープね。道でヒロタアルヨ」
と訳のわからん言い訳で切り抜け、
チェンマイまでやってきました。

チェンマイの空港に着いたら
カトマンズで預けた荷物がない。
これは世界平和を阻止する国際シンジケートの陰謀か と思われましたが
タイ航空の係りの人が
「荷物はバンコクにあります。明日の朝ホテルに届けます。 ごめんなさい。」
と謝ってくれたので
「仕方ないなぁ。ちゃんと届けてよー。」
とぶつぶついいながら その夜は着のみ着のままでホテルにチェックインしました。
次の日無事荷物は到着。

長々とくだらないまえふりですみません。
たまには許してね。
さてチェンマイに来てはや3日の日が流れました。
チェンマイは日本人好みの商品も多くて
やはり仕入れに来ている日本人も多い、
インターネットでも多い、 いわゆるアジアン雑貨。
ここがそのメッカみたいなところです。
私も石を投げたら当たるという 、仕入れ日本人の一人として
石投げられながら(うそ) この3日間、
昼間は町をあちこち歩きまわって
店屋を覗き選んで交渉して買って運んで。
夜は夜でナイトマーケットに出没。
あれやこれや鵜の目鷹の目で
商品を選び交渉して買って運んでという
ワンパターンでハードな仕入れをくりかえし
ホテルの部屋には買った商品が小山のように 積まれています。
もう予算もばりばりオーバーして VISAカード使いまくり。
日本帰っての請求が恐い。
明日はこの小山の有象無象を日本に送るのだ。
そしてチェンマイをあとに 最後の決戦地魔都バンコクへ。
タイはインド・ネパールからくると ずいぶんきれいな印象を受けます 。
ものも豊富で近代的です。
ホテルもやすくて清潔で広いし インターネットだって速い。
チェンマイはのんびりした町で人もやさしい。
住んでみると退屈しそうだけれど 時々訪れるならいい街です。

あっそろそろ ムエタイのジムに行く時間になりました。
バンコクでのスラチャイ選手との試合を控えて
減量中で苦しいです。
それでなくても中年腹なのに。
お腹に田の字を描きたい。

(注;この物語は一部フィクションです)