<BACK  TOP   NEXT>

インドネパール仕入旅

ニューデリー2001年1月

インターネットカフェにて

さてみなさま。
私は現在インドのニューデりーの薄暗いインターネットカフェで キーボードを叩いています。
薄暗いというよりも真っ暗です。
いまいきなり部屋の電気が切れました。停電です。
しかしコンピューターだけは無停電電源のおかげか
真っ暗な中、怪しい光を放って動いています。
今、自家発電装置に切り替わったのか
がたがたというエンジン音とともに部屋の明かりが点きました。
インドでの停電は日常的なことでいきなり電気が切れても誰も驚きません。
キーボードもAのキーが壊れていて
Aを一度叩くと ああああああああ、てなことになったりします。
かんべんしてよーってかんじですがそれでも日本語が打てるのでまっいいか。

この間はいった店ののキーボードは
古すぎてアルファベットがほとんど消えていて 上からマジックで書いてありました。
さすがインド。
インターネットカフェといいましたが
その語感と デリーでの私のいるこの場所とはかなりイメージが違います。
古ぼけたビルの3階の細長くだだっ広い部屋の中に
薄汚れたコンピューターが約100台ずらずらーとならべられ
薄汚れたインド人や白人やアジア人のツーリストたちが
陶酔した面持ちでカチャカチャキーボードを叩いています。
まさにこれは阿片窟ならぬネット窟といってもよさそうです。
この店の名前も cyber bar-be-que(サイバーバーベキュー)
まさにコンピューターの串焼きみたいです。
しかしここの使用料は1時間何と10ルピー30円!
古い汚い遅いといっても文句はいえません。

昔はインドから日本に電話するのに
電報電話局まで出かけていってしかも3時間くらい待たされて
山ビコと話しているような音声の中 5万円送ってくれー!と叫んでいたことがありました。
それが今では日本と瞬時でつながっているんですねー。
すごいなー21世紀。
でもインドの町を歩いているととても21世紀とは思えませんが。
牛もうろうろ歩きまわっているし。
今日もデリー市内を駆けずり回って
インド綿の素敵にかわいい服をたくさん買いました。
早速ホテルの部屋に荷物の小山が出来上がりました。
あした荷物の第一便を日本に送ります。
またこれから頻繁にインド生ライヴレポートを皆さんの元へ 届けたいと思います。
どうせ夜は暇だしね。
国定忠治も聞いてますよ。
これがなかなかインドにあうのです。
浪曲師広沢虎造のだみ声とインド人の濃い顔がぴったりシンクロするんです。