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2001・5・26号

子連れ大旅(コズレオオタビ) バリ・タイ編[part4]

バリ島は島中が一つの巨大なテーマパークみたいなものである。
いわばディズニーランドをアジア風にして 10000倍くらいでっかくした島だ。
ミッキーに負けない いろんなキャラクターがそろっているし ファンタジーも魔法も冒険もある。
火山、滝、ジャングル、大波。 演劇、歌、踊り,音楽。
デパート、ゲーセン、プール、ビーチ。
サーフィン、ラフティング、バンジージャンプ リゾート、ファッション、ボインボイン。
シャチョー、ヤスイョ、オッハー。
マラリヤ、コレラ、デング熱。
圧倒的な原色の美しい自然の中で
いろんな旅行者がそれぞれの楽しみ方の出来る島である。

僕らの楽しみはトランプとプールとゲームセンターであった。
朝は7時前から起こされて
朝ご飯までにババ抜き5回 七並べ3回、 神経衰弱1回やらされ
ご飯食べてから ホテルのプールに付き合わされる。
プールは15M×15Mくらいのいびつな菱形をしていて
小さいのだけれど2.5Mくらいの深さがある。
バリのホテルは安ホテルでもプール付のホテルが多いが どこもやたらと深い。
もちろんベビー用のもあるが 僕が面白くないので大人用で泳ぐのだが もちろん子供は泳げない。
泳ぎを教えようとしたが 何回やってもぶくぶくと沈んでゆくばかりで 一向に泳げるようにはならず、
結局2.5Mの深いプールでしがみつかれて 何度も親子心中になりそうになった。
ユキちゃんは月に一度のおたよりが来て 泳げずにプールでの溺死を免れた。
プールをあがるとババ抜きを2回ほどやって
ようやく出勤買出しとなるのだが 途中でゲームセンターを発見し 仕事を放り出してゲーセンにふける。

僕は昔、「TOMMY」というロック映画で
エルトンジョン扮するピーンボールの魔術師に憧れ、
それから20数年ピーンボールだけをやり続けている。
おかげで10回に一回くらいは再ゲームできるようになった。
でもバリのピンボールは1ゲーム6ボールなので 1回10円でかなり長時間遊べる。
その他全く日本のゲーセンと変わらない レースやシューティングなどもある。
ダンスダンスレボリューションの大会までやって 盛り上がっていた。
お子ちゃま用の玉入れゲーム もぐらたたきなんかも充実。
しかもゲームの得点の多少につき クーポン券を何枚かもらえ、
その券の集めた枚数によって
シールだの消しゴム、ペン、かばん、ぬいぐるみ 果ては扇風機、炊飯器だの景品がもらえ、
大人子供のギャンブルごころくすぐっている。
一度3000枚もあつめなければもらえない炊飯器を 外人がゲットしていて,一同の注目を集めていた。

そして晩御飯を食べてホテルに帰って
ババ抜きを10回 七並べを5回 神経衰弱を2回ほどやって 一家そろって爆睡に入る。
後半には折り紙での手裏剣つくりがこれに加わり
部屋の中を手裏剣が飛び交う 殺伐としたムードだった(笑)

バリ島はそんないろんな楽しみ方の出来る
巨大なテーマパークである。