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2001・4・29号
子連れ大旅(コズレオオタビ) PART1

♪シトシトピッチャンシトピッチャン
冷たく寂しい雨すだれ 幼い心を凍てつかせ
ビンボなちゃんを待っている
ちゃんの仕事は シャンバラぞな。

「ちゃん、今日は儲かったかい?」
「いや、今日も売上はゼロじゃった。」
「ちゃん、お腹空いたョ。」
「悪いな、もうオラの家には食う米はねえだ。
ベッドカバーのきれっぱしでもかじっときな。」
「ちゃん、おいらもうタイダイとか刺繍の服着たくないョ。
ミッキーマウスとかスヌーピーの絵のある服が着たいよォ。」
「おう、今度インド人に頼んでハヌマンの絵でも書いてもらうからョ。」
「ちゃん、おやつ食べたいよォ。
「このお香でも焚いて匂いかいどきな。」
「ちゃん、ディズニーランドに連れってってくれよ。」
「おう、今度バンコクにでっかいディズニーランドが出きたって っていうから連れってってやるよ。」
「ほんとー?やったー!ミッキーやドナルドに会えるの?」
「あぁ!もちろんさ、ガネーシャやガルーダだっているぜ。」
こうして大五郎はガネーシャもミッキーの仲間と信じつつ、
アジアの魑魅魍魎なテーマーパークに連れて行かれるのであった。
この元ネタを知っている人は30代以上でしょうな。
(ちなみにうちの子供は女の子です。)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
と言うわけで5月8日(火)より20日(月)まで
シャンバラ家豪華タイ・バリ旅行 トムヤンクン・タイスキ食べ放題に出発します。
したがってウエブショップの方は上記の期間お休みです。
実店舗の方はカスリマ(@@;)/店員ハナイちゃんが
お店番していますので平常どおりの営業です。
さてシャンバラ子連れ海外旅行 今回で第4回目となりました。
いいねぇ、最近の子は。
おいらなんか、初めて飛行機に乗ったの二十歳の時やもんね。
うちの子供は0歳の時から飛行機に乗ってるやん。
これには事情があって
子供には祖父母と言うのがいるにはいるのですが
両祖父母とも仕事していて面倒を見てもらえない。

だからおいらが一人で行くか
子供も連れて行くかしか 選択肢がないのです。
まぁ、旅芸人やサーカスの子供は
生まれたときから旅から旅への生活やし
シャンバラの子もそういう運命にあるのだ。
と訳の分からない理屈をつけて連れて行っています。

0歳1歳の時はなんせ飛行機代がただなので ホイホイ連れて行きました。
3歳の時はさすがに物心つきかけて 自我も芽生え始める年頃。
タイのチェンマイに10日間行ったのですが
観光に行くわけでもなく
毎日仕入れの店屋めぐりばかりで
遊び場といえば近くの寺ばかり。 (チェンマイは寺が多いんです)
これを寺遊び、と名づけて お寺の地面にくぎで絵を書いて遊んでしました。
しかし子供だましもそうそう通じず、
ホテルで朝目が覚めた途端、
「ホテルいや!ホテルいや!」 と泣き出す始末、
ホテルがトラウマになってはいけない、
と 本物のトラとウマを見せるために
その日はチェンマイ動物園に連れて行きました。
ここは日本社会の縮図のような管理された動物園とは全然違い、
だだっ広い園内で野生の王国を垣間見せてくれる ワイルドな動物園でした。
各動物の前にえさ売り場があって いろんな動物にえさをやれるのです。
クマの柵の前に近づくと熊たちが立ち上がって
「エサ、エサ、エサ!くれー!」 とほんの2〜3メートルまで近づいてきて、
手を振ってアピールします。
柵ごしにリンゴとか投げてやると口でナイスキャッチ!
一同拍手。パチパチパイパチ。
圧巻はカバのプールで
手を伸ばせば届きそうな距離でカバが5‐6匹迫ってきて
水中から巨大な口をガバーって開いてエサをねだります。
巨大なパチンコ台のチューリップのように開く
カバの口を間近にして ポイポイとリンゴやらニンジンやらを放りこみました。
イグアナにもエサをあげに行きましたが
20匹くらいいるのに固まって微動だにしませんでした。
その日はやってませんでしたが ワニのショーもあるらしく、
ワニのプールの前には100人ぐらい収容できる
ひな壇型の観客席が設けられていました。
いったいどんなショーをするのでしょう?
きっとタイ人がワニの口に頭を突っ込み
ワニの口が閉じる前に危機一髪で脱出、
そういう写真を見たことがあります。
今度もし行ったら是非見たいものです。