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むかしむかし、弥生時代のころにわしらはこの台地に家をつくりました。
当時は森に覆われて ウサギや鹿を獲ってわしらは暮らしていました。 |
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最近になってご近所に大きな家が建ち始めました。
わしらんところとは比べ物にならないくらい大きくて立派で丈夫そうな おうちです。 大きなお家にはたくさんの人が住んでします。鹿やウサギはいなくなりました。 |
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わしらの仲間もどんどん引っ越してゆき、とうとうわしら家族の家が一軒だけ残りました。
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川と平原だった景色もすっかり変わってしまいました。
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お隣さんから朝のテレビの放送が流れてきます。 わしらもパソコンがほしいのう・・・。 |
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それでもご近所さんはわしらに親切にしてくれてます。わしらはここに住めて幸せです。
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この遺跡のことは知っていましたが、ちゃんと行ってみたのは初めてでした。
竪穴住居も車で通ったときに見た記憶がありますが、それもおそらく20年くらい前のことだと思うので もうないのかも知れない、と思い行ってみました。 意外としっかりと残っていたのは驚きでした。さすが古代人の知恵。 それでもこのまま放置しておけばあと数年で朽ちそうな感があります。見るなら今のうちですよ。 それよりも市営住宅とのコントラストが対照的でとても面白かったです。 古代と現代が仲良くとなりあっています。 |