豊受大神宮 (外宮) 巨樹 の森2 伊勢市豊川町 last update2012/6/8 |
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象の樹 |
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いっぱいいるよ。みんないるよ。 |
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霹靂( 碧裂木) へきれき かつてここに小さな鳥居がいくつもお祀りされていましたが、いつの間にかなくなってしまいました。) |
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奥にも道は続いていますが・・・ |
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伊勢神宮外宮の北御門の厩の横にちいさな小道があります。 小道の両側に広がる森をよく見れば、樹齢百年を超えると思われる楠の巨樹が森のあちこちに見つかるでしょう。 森をよく見るとあちらにもこちらにも、むっちりとした枝を持ち上げている直径2m以上はある幹の巨樹を見つけることができるでしょう。 見た目、「でかいな。」と思ったのを数えてみたら、わずか数百メートルの小道にだいたい15本くらいの巨樹がありました。 我々よりはるかに格上の生物だといった雰囲気でどっしりとそこに存在しています。 まるで森の老賢者が集まっているような雰囲気を感じました。 「よ、じいちゃんたち」なんて声かけたら、むふん、と咳払いしてにやりと笑ってくれるような。そんな樹木と会話ができる気がしてきます。 巨樹だけではなくてとてもユニークで個性的なキャラ木もたくさんいます。 カミナリに打たれて裂けていたり木があります。 雷は「神鳴り」で霹靂(へきれき)はへき裂木(れき)、なんだって。 随分昔に、外宮さんで会った知らないおじいさんに教えてもらいました。 10年くらい前まではその木の根っこにちっちゃい鳥居とか置かれてたのに、今はもうなかった。 根っこを絡めてラブラブっぽい木があったり、 アフリカンペインティングのようなカラフルな木や 小さなコケにびっしり覆われた木仮面のような木など、 まるでカーニバルのようでもあり、現代美術のアートギャラリーのようでもあります。
少々敏感な人なら、「パワースポット」とおっしゃるかもしれません。 ぼくは鈍感なのでそういうのはわかりませんが、 この道をあるくとおとぎ話の世界のようでもあり、 樹木と会話している気分になったり、 長い時間を歩いている気分になったり、 遊園地のアトラクションのような気分になります。 一番奥に小さなお社があり、そこに象の樹があります。 根っこが象さんの足跡のように見えるのです。 この辺の樹木の王といった威厳のある樹です。 神社におまいりしてぼんやりとたたずんでいると少し気分がいいところです。 濃密な森に包まれてチョー森林浴できます。 すぐ裏はNTTと神宮工作所になっていて道路の車の音も結構聞こえますが、 気になりません。駐車場からほんの歩いて5分歩けば深い森の中気分はは120%です。 その奥にも小道は続いていますが、鉄条網で入山禁止となっています。 奥は高倉山まで続いていてそこには古墳があって大きな石室があるんですよ。 小学校の時に担任の先生に連れて行ってもらったことがあります。
その奥の小道から神宮の警護をしている衛士さんが現れました。 「こんにちは」と言ったら、ちゃんと「こんにちは」と言ってくれたので、ちょっとホッとしました。 |